鹿児島合気道錬成館

2011.3

2011年3月30日(水)。

「山笑う」

高峠、高隈山、国見山地、佐多岬…。大隅半島をドライブするには絶好の季節がやってきた。青葉・若葉。色鮮やかなイワツツジ・ヤマツツジ。これほど多くあったのかと思う、満開の山桜。躍る光。窓から入る薫風ー。生命の輝きをこれほど感じる時季はない。
春の季語「山笑う」というのは、まさにこの風景なのだ。
春の大隅半島は、ゆったりとした時間が流れている。「人笑う」道が待っている

今日の稽古は、正面打ち一教~四教・入り身投げなどを中心に行いました。


2011年3月27日(日)。

「動機」

合気道を始める人には、いろいろな動機があると思う。
気持ちのいい汗を流したい。心身を鍛えたい。運動不足を解消したい。子供に礼節を学ばせたい。ストレスを発散したい。ダイエットしたい。稽古の後の美味しいビールを飲みたい…。
人によって、きっかけはいろいろあると思うが、稽古を続けるうちに、合気道の楽しさや際限のない奥深さを、それぞれが実感するのではないだろうか。せっかく始めた合気道。できれば長く続けて欲しいと願う。
合気道は子供を紳士・淑女に育てる。
大人を童心に帰してくれる。
豊かな人生とは何か-。そのひとつの回答がここにある。

本日は昇級審査の後、正面打ち・片手取りの基本稽古を行いました。


2011年3月23日(水)。

「桜、咲く」

鹿児島の開花宣言が出た。いよいよ春本番と言いたい所だが、まだまだ北風の冷たい日がある。春は待ち遠しいが、それはそれで、スギ花粉が終われば、黄砂、桜島の降灰…。鹿児島に住んでいれば、空からの「贈り物」に付き合うしかない。ヤレヤレと思うが、東日本の震災に比べれば些細な事である。
人は、時に自然の猛威に晒される。だが、それによって人の尊さが試されるのかも知れない。
今回、震災に遭った方々や、原発の復旧に懸命に取り組む方々を見ると、スポーツナショナリズムとは異なる日本人の根底にある気高さを教えられるこの頃である。桜も咲いた。頑張れ、日本。

今日は、正面打ち一教~四教・入り身投げ、自由技などを主に稽古しました。



2011年3月16日(水)。

「せめて春の暖かさを」

それでも季節は進んでいる。紫原界隈では、梅の花が終わり、桃、木瓜、木蓮、そして、桜の花が咲き始めている。
東日本の震災から一週間。テレビなどで現地の様子を見る度に、胸の詰まる思いがする。せめて暖かい春の日が雪の降る北国にも早く訪れることを願う。
合気道が禊ぎと祓えの一面を持つ武道ならば、私たちは東日本の復興を願って、懸命な稽古で応えよう。

今日は正面打ち一教~四教・入り身投げ。片手取り内回転投げなどを主に稽古しました。



2011年3月13日(日)。

「悼む」

家が、車が、船が津波に流されている。家族や仲間の消息が解らない人がいる。
ここ2・3日のテレビの映像に幾度も心が痛む。
千年に一度とも云われる東日本大震災。何より一人でも多くの命が助かることを祈りたい。余震や福島原発の今後も気掛かりであるが、一方「光」もある。海外からの支援の輪。そして、最悪の惨状の中でも秩序正しい人々。これからの生活の立て直しは困難な事も多いだろう。しかし「生きているだけでいい!」とテレビ局のインタビューに答えていた女性の悲痛を乗り越えた希望の言葉を信じよう

昇級審査が近い。本日は、正面打ち一教~四教・入り身投げ。片手取り小手返しなどを稽古しました。


2011年3月9日(水)。

「細部に宿る」

合気道を習い始めの頃は、手も足も身体も力が入って動きがガチガチである。数年後、手も足も身体全体が滑らかに動き、安定した技になってくる。それまで、何百回・何千回・何万回…。と、繰り返し、繰り返し、技を掛けたり、受けたり稽古する。
「神は細部に宿り給ふ」と云う。
合気道の場合、その細部とは反復する稽古を、飽きることなく、しっかり行うことで見つけるものと考える。
細部に目を-。地道ではあるが、上達の楽しみである。

本日は、正面打ち一教~四教を主に稽古しました。


2011年3月6日(日)。

「天からの封書」

卒業シーズンの今、学校を巣立つ生徒に贈る言葉として使われるのが「天からの封書」である。
人は各自の生き方を記した封書を授かり生まれてくるが、内容は本人に伝えられない。それを知るために、絶えず自分を磨き続けることが大切である。
生きること。それを知ること-。
一人一通の「封書」の為に、合気道が役立つことがあればと思う。

本日は、両手取り各種技-四方投げ・呼吸投げ・入り身投げなどを中心に稽古しました。


2011年3月2日(水)。

「鶯(ウグイス)」

朝、目覚めると、どこかで鶯のような声がする。耳を澄まして聴いてみると「ホー」とか「ケキョケキョ」とか何だか中途半端で頼りない鳴き声である。澄んだ空に美しく響き渡る「ホー・ホケキョ」と鳴くまで、鶯は日々稽古を続けるのだと云う。
春鳥、春告鳥、花見鳥、人来鳥とも呼ばれる鶯。その声が春を連れてくる。
畳が素足に心地良い季節である。私たちも稽古する。

本日は、正面打ち一教~五教を主に稽古しました。