鹿児島合気道錬成館

2011.11

2011年11月30日(水)。

「入口」

一行目が大切。
文章を描く事を生業としていた頃気を付けていた事であった。
入口はやさしく、中味を簡潔に示唆させる。
これは、文章に限らず合気道の初心者に教える技術・礼法にも云えるのではないだろうか。
合気道を習うにあたって、道着の着方・挨拶・心構え・基本動作・基本技の数々…。
いろいろ覚えなければならないが誰もが一遍にすべてを一日に習得するのは難しい。
これは、先達の私たちが心しなければならない事。
何よりも初心者にやさしく接する事が重要なのである。
入口はやさしく…。
有難いことに私たちの道場では誰もがそれを実践して初心者に接してくれている。
錬成館の良き伝統である。

本日は、入り身転換法を基本にした裏技の各種技。四方投げ、隅落とし、呼吸投げ、回転投げなどを稽古しました。




2011年11月27日(日)。

「晩秋の花」

皇帝ダリアが咲いている。
紫がかった淡いピンクの大きな花で、丈は3~4メートルはある。
皇帝という名のとおり、堂々とした姿は圧巻である。
ここ4~5年ぐらいで、たちまち鹿児島の庭の花として定着してきたようだ。
その近くでよく見かける、丈も同じくらいの黄色い花。
こちらは、皇帝ヒマワリというのだそうだ。
どちらの花もメキシコなど中米原産とのことである。
なるほど、亜熱帯の風貌!
山間の道をドライブすると、窓の外に、黄色いツワブキの花が行儀よく並んで咲いている。
海岸通りの暖かな日差しを浴びて、白いサツマノギクが揺れている。
威風堂々と咲く花も良いが自分が野育ちのせいか、野に咲く花に晩秋を感じる。
花も好き好き、人も好き好き。
四季折々、花も恋をする。

本日は、正面打ち・横面打ちの基本技と二人掛けの自由稽古を行いました。



2011年11月23日(水)。

「舌耕(ぜっこう)」

講義や講釈、落語などで生計を立てることを「舌耕」という。
農家が田畑を耕し生活するように、舌で人の心を耕す生業なのである。
先日、落語家の立川談志が亡くなった。
今から20年程前に一度だけ彼の高座を聞いた事がある。
場所は新橋ヤクルトホール。
談志ファンで満席の会場。独演会。
時間にやや遅れてやって始まった古典落語はその中味は失念したが、マクラから人を喰った一声に始まる。
「しょうがねぇや、一席ブツか」…である。
それだけで、会場は大受け。
落語を聞いているのではない。立川談志を聞いているのである。
人の心を耕す仕事がある。
人の心を育てる道がある。
豊かな人生に、笑いや涙やいろいろを…。

本日は、正面打ち、片手取りの基本稽古に二人掛けの自由稽古を主に行いました。




2011年11月20日(日)。

「冬へ」

立冬も過ぎていよいよ、冬に向かうこの頃。
日中の明るさも、「冬至」まで短くなる一方である。
稽古の行き帰りも夏場に比べると本当に暗くなった。
これからは、お歳暮に忘年会、年賀はがき、クリスマスそして正月へと何かと慌ただしい日々が続く。
忙しい中でも、生活のひと区切りに合気道の稽古に出掛ける楽しさがある。
自分自身の健康、みんながひたむきに合気道に取り組む姿…。
今年も残すところあと1カ月と少し。
駆け足で日々は過ぎて行くが、急がず、あわてず、地道に、着実に、稽古に取り組みたいものである。

本日は、正面打ち一教~四教、入り身投げ、小手返し、自由技。片手取り隅落とし・内回転投げ・四方投げなどを主に稽古しました。



2011年11月16日(水)。

「爛漫」

花には3度の楽しみ方があると云う。
「走り」「盛り」「名残り」である。
桜なら、蕾、そして7~8分咲きから満開、さらに桜の散る風情から葉桜へ…。
それぞれの時分の味わいがある。
合気道を3段階に分けると、いささか無理があるかも知れないが初心者の頃、技も気力も充実した全盛の頃、そして闘争心を秘めながらも
枯れた味わい深い境地へ…。
さて、今、自分はどの段階か。
先日、高千穂へ研修旅行に行った際、桜が咲いていた。
時忘れと思ったが、なんでも十月桜なのだという。
なるほど、桜は春だけではないのだ。
梅と共に咲く桜もある。
それぞれが、いつでも、いつまでも、明るく、
爛漫の合気道と行きたいものである。

本日は錬成大会で関師範に指導して頂いた各種技を中心に稽古しました。



2011年11月12日(土)/13日(日)。

「感謝」

昇級・昇段審査を受けられた方お疲れ様でした。
また、錬成大会に参加された方も有難うございました。
県内各地からご多忙な中をお越し頂いた各道場の道場長の方々と門下生の皆さまには本当に感謝しております。
おかげさまで大会も無事終了し、関師範も次回の大会を楽しみにしていますとのことでした。
合気道は一人で上達するものではなく多くの人の支えや協力によって進化するものであると改めて思う1日でした。
お疲れ様でした。有難うございました。
来年の再会を楽しみにしています。

12日の錬成大会は関師範の指導による合同稽古と

各道場の皆様による演武。13日は昇段審査と基本稽古を行いました。



2011年11月6日(日)。

「自分審査」

もっと柔らかい動きはできないか。
もっとスピーデイな動きはできないか。
技の種類は、錬度、習熟度は。
合気道の精神とは…。
昇級・昇段審査は、実はそれぞれの人が自分と対峙する。自分に問う機会だと思う。
合気道のさらなる進化と深化へ。

答えは自分の中にある。

本日は、正面打ち一教~五教。入り身投げ・小手返し・四方投げ。片手取り内回転投げなど基本技を主に稽古しました。



2011年11月2日(水)。

「秋の記憶」

毎年11月になると思い出す風景がある。
雄大な富士山を借景に湖畔に広がる紅葉。
風に散る朱色のカエデや、黄金色のイチョウ…。
河口湖を2周走る「河口湖マラソン」。
最初にして最後(?)のフルマラソン参加。
確か朝6時30分頃のスタートだったので、寒い、とにかく歯がガチガチ鳴るほど、寒かった。
富士山はしっかり雪を抱いている。
完走タイムは4時間と少し。
それまでの人生で、20㎞以上走った事が無かったので平凡だが、まぁまぁの記録だと思った。
完走はしたものの、35㎞あたりのキツさ。
交互に襲ってくる両足の膝の痛みは、今でも鮮烈に思い出す。
記憶とは、美しい風景もさることながらキツかったこと、痛かったことを調味料として振りかけることで味わい深くなるのかもしれない。

22年前の1日。

本日は、片手取り・正面打ちの基本技各種と自由稽古を行いました。