鹿児島合気道錬成館

2012.2
2012年2月29日(水)。

「同化する」

合気道は、和する武道と良く云われる。
「和する」とは、なかなか難しい言葉である。
子供たちに説明するのも時間を要す。
相手の気持ちになって、相手の技のレベルを考えて無茶な事や、ムリな事を押し付けない。
つまり、相手と「同化する」稽古が望ましいのではないかと最近、特に考えるようになった。
合気道には、試合がない。
ともすれば、慣れ合いの稽古になりがちである。
厳しく、やさしく、を心掛けながらお互いの精進のためにこれからも稽古を積み重ねて行きたい。

本日は、後ろ両手首取りの各種技。四方投げ・一教・入り身投げ・小手返し・呼吸投げ・十字投げ(腕がらみ)などを稽古しました。






2012年2月26日(日)。

「礼節について」

毎週日曜日の稽古は県立の武道館を使わせて頂いている。
道場では他の武道や格闘技の練習をしていて、合気道の技のヒントなど得る事があって楽しい。
しかし、その中の一部の人ではあるが、道場の出入りや道場内での振る舞いに少し違和感を覚えることがある。
普段着のままで靴下を履いたまま畳に上がる。
胡坐をかいたり、足を投げ出して休む。
携帯電話で大きな声で話す。
こちらも「相部屋」で使わせて頂いている身であるのであまり余計なことは考えないようにしているのだが…。
合気道の上手は、品格も技の内であるとこれまで先輩諸氏より教わってきた。
他人の振り見て…、ではないがこれからも、少なくとも他の武道を行っている人達に見苦しい振る舞いだけは見せられないと思うこの頃である。

本日は片手取り、正面打ち、諸手取り、肩取りの基本技および自由技を主に稽古しました。







2012年2月22日(水)。

「審査」

今年、初めての昇級審査がやってくる。
他の人の審査に感動したり、自分自身の技の習熟度を確かめたりと、普段の稽古とはまた違う「稽古」がそこにはある。
合気道の修行は、一生続くものである。
昇級や昇段はひとつの通過点にしか過ぎない。
けれども稽古の進み具合や、自分への励みとして積極的にチャレンジしてみたいものである。
稽古日数、課題の技を出来るようになったらぜひ審査を受けて欲しい。
3月25日(日)。
受ける人も、見学する人も、楽しみな1日にしたい。

本日は肩取りの各種技。二教・四方投げ・呼吸投げ・自由技などを主に稽古しました。







2012年2月19日(日)。

「知ること」

20年以上の昔になるが、当時は良く国会図書館を利用していた。
正面受付カウンターの上には掲げてあるひとつの額があった。
そこに書かれている言葉は…「知は力なり」。
一般の図書館に比べて蔵書が多いせいか、検索も閲覧も時間がかかるし、なかなか気軽に利用できない弱点はあったが不思議とあの額の言葉は今でも思い出す。
本によって人は様々な「知」を得ることができる。
また、武道の修練や人との出会いによっても得られる「知」があるように思う。
人を知ること。自分を知ること。
技の習得は、合気道の表面に過ぎないことを合気道の稽古を積むうちにそれぞれが理解していくのではないだろうか。
「知は力なり」「合気道は知なり」である。

本日は、両肩取り呼吸投げ・合気落とし・正面打ちの基本技などを稽古しました。







2012年2月15日(水)。

「静かな冬」

小鳥が少ない。
スズメもメジロもウグイスもまったくと言っていいぐらい、姿が見えず鳴き声も聞かない。
例年と比べて静かな冬である。
いつもなら、ウグイスの鳴き声の稽古始めを聞ける頃なのだが…。
小鳥にもオモテ年、ウラ年があるのだろうか。
この寒さで出掛けるのが面倒なのか。
三寒四温とは、もともと中国北東部や朝鮮半島で顕著に現れる冬の気象現象だという。
3日寒い日のあと4日は温かいというが、このところの寒さは「四寒三温」の感がある。
とはいえ、白梅も紅梅も咲き始めた。
寒さの中にも少しずつ春の気配を感じるこの頃である。

本日は後ろ両手取りの各種技。一教~四教・入り身投げ・小手返し・四方投げ・自由技などを稽古しました。





2012年2月12日(日)。

「ダイエット」

トマトが売れているらしい。
全国のスーパーや八百屋で品薄状態という。
きっかけは「京大の研究グループが脂肪燃焼の新成分を発見」というニュースかららしい。
熱しやすく冷めやすい、日本人のこと。
数か月以内にこの熱狂は終わるのではないだろうか。
パイナップルにリンゴに、バナナ…。
これまでいくつも浮かんでは消えたダイエット法があったことか。
とは言うものの、トマトは生活習慣病に有用なリコピンなど身体に良い食物には違いない。
桃太郎など甘い品種も多くなった。
小さい頃、真夏の炎天下で食べた、少し酸っぱくて、薬の匂いのするトマトが今は懐かしい。
トマトだけでダイエットと言わず美味しいものを程良く食べて、定期的に何か運動をする。
ストレスを貯めない。など、健康的なダイエットが賢明と思うのだが…。

本日は、両手取りの各種技。二教・四方投げ・入り身投げ・呼吸投げ・小手返し・腰投げなどを稽古しました。






2012年2月8日(水)。

「木守り」

柿の木に取り残された実がひとつ。
小さい頃は「あぁもったいない。全部ちぎって食べれば良いのに…」。
と思ったものだった。
大人になってから、あれは「木守り」(きまもり)あるいは(きもり)と云って、一年の実りの感謝と、来年また豊かに実りますようにとの願いで「天への捧げもの」であることを知った。
一説には、旅人のために残しておくというロマンティックな言い伝えもある。
いずれにしても、自然や人への豊かな心遣いが感じられて、ここにも日本人の長年にわたり培われた奥ゆかしさを想う。
「水守り」「山守り」など自然への慈しみ。
そして健康で無事に育てと願う「子守り」まで…。
日本人として生まれて良かったと思う言葉や習慣・風習がある。
私たちにも、守らなければならない道統がある。
寒風に残る1個の柿の実を見て、そう思う。

本日は、交差取りの各種技。一教~四教・入り身投げ・小手返し・四方投げ・呼吸投げ・変化技などを稽古しました。






2012年2月5日(日)。

「蝋梅」

真冬のこの時期、満開に咲く花がある。
「蝋梅(ろうばい)」の黄色い花。
先日、知人の家で久しぶりに対面したこの花は冬枯れの庭にやさしい色と香りを添えていた。
昔、唐の国からやってきて「唐梅(とうばい)」とも呼ばれるらしい。
坂元町では白梅が咲いているのを見かけた。
寒さも底から少しずつ抜けてくるようだ。
とはいえ、まだまだ寒稽古である。
じっくり、しっかり、怪我のないように今できる稽古に取り組んでいきたい。

本日は、入り身転換から隅落とし・回転投げ・隅落とし・呼吸投げなどを主に稽古しました。





2012年2月1日(水)。

「在心」

豪邸に住んで、
数千万円の高級車に乗って、○○カラットのダイヤモンドを付けて、イタリア製のスーツで颯爽と出掛ける…。
そんなバブルの喧騒の後、リーマンショック、東北大震災などを経験した現在、本当の豊かさとは何かを問う時代になってきたように思う。
「富貴在心」
富や名声は心の中にある。
と云う言葉がある。
子供も、大人もその「心」を育て、広げるための経験や感動を積み重ねることが大切であると考える。
武道もそのひとつである。

本日は、運足法や正面打ち・片手取りの基本技を主に稽古しました。