鹿児島合気道錬成館

2012.11
2012年11月28日(水)。

「締めくくり」

錬成大会、昇級審査など11月は慌ただしく過ぎた。
参加された人や、審査を受けた人にとって、今後の稽古の指標になればと思う。
さて、師走。
お歳暮や年賀状書き、忘年会、仕事納め、大掃除、そして稽古納めなどと、公私に渉って忙しくなる月である。
師走の語源は諸説あるが、師(僧侶)がお経をあげるために、あちこちの家に馳せまわる月として“師馳す(しはす)”から生じた説が有力とされる。
忙しい年の瀬ではあるけれど、気持ちが急いて思わぬ事故などに遭わぬように気をつけたい。
「ゆっくり急げ」。
急ぎの用があっても、心を落ち着かせて事にあたりたい。
12月の日曜日の稽古は23日まで。水曜日は26日までを予定している。

本日は片手取り転換法からの基本技。
片手取り四方投げ(裏)・呼吸投げ・回転投げなどを主に稽古しました。





2012年11月25日(日)。

「三上の閃き」

良い考えやアイデアが浮かぶ場所を、昔から“三上の閃き(さんじょうのひらめき)”と言った。
三上とは―
馬上(ばじょう)…今なら電車やバス、クルマに揺られている時。
枕上(ちんじょう)…布団、ベッドの中。
厠上(しじょう)…厠(かわや)トイレで用を足す時。
の三つである。
師走を前にして、のんびりした旅行や、ぐっすり眠ることも、トイレで熟考もままならない。
が、そんな時こそ“三上”。
仕事や日常の問題を解決するアイデアの生まれる場所を大切にしたい。
ノーベル賞を受賞した物理学者の湯川秀樹は、いつも枕元に鉛筆とメモ用紙を置いていたという。

本日は昇級審査。その後、基本技の正面打ち一教・二教・入り身投げ。
片手取り四方投げ等を主に稽古しました。






2012年11月21日(水)。

「体力も技のうち」

今年最後の昇級審査が25日(日)行われる。
審査を行うに当たって思う事がある。
審査の所要時間は、級や段によって多少異なるが概ね15分~20分を予定している。
夏場の暑い時の審査は特にそうであるが、途中で息切れする人が稀にいる。
審査は稽古日数はもちろん、技の習熟度・心構え等が問われる。
そして、忘れてならないのが体力。
審査時間、フルに動いても“息の挙がらない”体力を養って欲しい。
体力(持久力)は日頃の稽古によって培われるものである。
身体を創り上げることも“技のうち”なのである。
後輩に背中で教えることを意識する。
審査を受ける先達としての役割が、そこにある。
少し厳しいかも知れないが、簡単に手に入れたものは、その感動はどうか…。
目指す級に向けて、日曜日の健闘を祈る。

本日は正面打ち一教・二教・入り身投げ・小手返し。
片手取り内回転投げなど基本技を主に稽古しました。






2012年11月14日(水)。

「剪定」

バイクに乗って住宅街や畑の中の一軒家を走ると“青い匂い”がする。
垣根の手入れや、庭木の剪定が行われているのである。
その切り落とされた木々や葉っぱの匂いだ。
年末の大掃除や、正月の準備にはまだ早いと思うのだが…。
庭のある家が昔よりも少なくなった今は、造園の生業も難しくなったと聞く。
しかし、剪定バサミに脚立、地下足袋にくわえ煙草など粋な仕事姿は今でも健在だ。
朝一番に焚火で尻を炙る。10時にお茶を一服。
12時にドカ弁を食べる。午後の3時にまた一服。5時にはさっさと帰る。
今考えれば、随分とのんびりした仕事だと思うのだが、あれは、次の仕事に掛かる為の“段取りの時間”だと聞いたことがある。
一生懸命、実作業をやるのも良いが、その前後の準備や仕舞の在り方が大事。
仕事を客観的に“俯瞰”する大切さを教わった気がする。
合気道の稽古もそうなのかも知れない。

本日は正面打ち一教~四教・入り身投げ。片手取り四方投げ・内回転投げなどを主に稽古しました。






2012年11月10日(土)。

「終わり、始まり」

錬成大会も無事終わった。
県内各地から集まっていただいた各道場の皆さまと、道場長の方々に感謝したい。
昨年以上の参加者で盛会となった。
また、今年3度目となる関師範のご指導も大変有難かった。
関師範に初めてご指導を受けてから早や37年の歳月が過ぎた。
25歳の若き指導員だった。日経合気道クラブは産声をあげたばかりだった。
基本技への徹底したこだわり。次第に早くなる準備運動。太い手首。
初心者の頃、とても付いて行けなかった早い動き。
最近では拝見することは出来なくなったが、前受け身の華麗な裾さばきは、ほれぼれするものだった。
関師範に出会えたことは、本部道場へ稽古に通うきっかけとなった。
それから道主をはじめ、多くの師範に指導を受けた。
もちろん多くの道友も…。
歳月は流れた。が、合気道に稽古の終わりはないと思う。
稽古の句読点の後には、いつも始まりがある。
生涯武道の楽しみと深さをこれからも、楽しみたいと思う。

本日は「第4回鹿児島合気道錬成大会」を開催しました。





2012年11月7日(水)。

「立冬」

毎年、立冬の頃に「錬成大会」がやってくる。
(因みに今年の立冬は11月7日。錬成大会は10日。)
二十四節気のひとつである立冬は、冬の始まりとされている。
立春・立夏・立秋、そして立冬。
「立」には新しい季節になるという意味があるとか。
冷たい北風が吹く中で、山茶花の花が咲いているのを見かけるようになった。
愛らしい蕾や、咲き誇る花。そして花びらのひとひら、ひとひら、落ちている風情も嬉しい。
冬支度を考える頃に、陽だまりに見つける山茶花は心に温もりを与えてくれそうな気がする。
さて「鹿児島合気道錬成大会」も今年で4回目を迎える。
県内各道場の皆様と関師範をお迎えして今年も合気道の「輪」と「和」を広げられたらと思う。

本日は正面打ち一教・二教・入り身投げ。肩取り面打ち呼吸投げ・小手返し。片手取り四方投げ等を主に稽古しました。






2012年11月4日(日)。

「おはら祭」

秋晴れのもと、天文館界隈がひと際賑やかになっている。
今日は「おはら祭」だ。おはら節にハンヤ踊りに、渋谷音頭…。
歌や音楽に合わせて、身振り手振りのそれは見事なこと。
この日に合わせて、出場している皆さんはどれだけ練習を重ねたことだろう。
衣装もオーソドックスなものから現代風のカラフルなデザインなど見ているだけでも楽しい。
総踊りの前にはいくつかのイベントなども行われる。
マーチングパレードもそのひとつ。
高校の吹奏楽部や小学校の金管バンド、バトンクラブなど次々行進してくる。
パレードの間に、ひとつのグループだけがトラックの荷台に座って演奏をしていた。
一瞬、沿道の人たちは戸惑う。
やがて「鹿児島盲学校音楽部」のプラカードの意味が分かる。
どの団体やグループよりも、沿道から大きな拍手が次々と沸き起こる。
足を揃えてパレードは出来なくても、座ってひたむきに奏でる音楽は素晴らしかった。
目がしらが熱くなった。
祭りは誰にでも晴れの舞台。
観る人も、観せる人も、すべての人に…。

本日は正面打ち一教・入り身投げ。肩取り面打ち小手返し・呼吸投げ
横面打ち四方投げ・入り身投げ・座技呼吸法などを主に稽古しました。