鹿児島合気道錬成館

2012.12
2012年12月26日(水)。

「ありがとうの一年」

平成24年、最後の稽古が終了した。
今年、初めて合気道に出会った人。
錬成館の創立間もない頃から稽古を続けている人。
小学生、中学生、高校生、大人、男性、女性…。
年齢も環境も異なった人たちが稽古を続けている。
勉強や仕事、家事など皆それぞれ忙しい合間の稽古である。
少年少女は、強い身体と強い心をつくっている。
大人は、身体の衰えを意識しながらも楽しい汗を流している。
錬成館はいろいろな人の出会う広場である。
人に学び、人に育てられる道場である。
これまでそうであったように、来年も、これからも“人”のいるところでありたい。
今年一年、皆が怪我なく無事に稽古できたこと。
新しい仲間が増えたこと。
技が上達したこと。
本部道場の先生方の温かなご支援…。
一年の終わりに改めて多くの人に感謝したい。
ありがとうの一年。を心から思う。

本日は後ろ両手首取りの各種技。呼吸投げ・入り身投げ・一教・三教投げ・四方投げ・小手返し・自由技などを主に稽古しました。
















2012年12月23日(日)。

「構えず・気負わず」

何も特別な事はない。
週に2~3時間、気持ちの良い汗をかく。
例えば、今年初めて合気道に出会った小学生たちが、今では端然と正座をして挨拶している。
いつの間にか稽古姿もカタチになっている。
腰が痛い、肩が痛い、身体が固いと嘆いていたおじさん(失礼)がスムーズに身体が動くようになっている。
笑うことの少なかった子どもが屈託なく道場の仲間と話をしている。
合気道とは、何だろう。
技を磨くことだけではない。何か。
級や段を取ることだけではない。何か。
その答えを見つけるのは容易ではないが、ひとつだけ言えることは続けること。
続けてみて少しずつ見えてくるであろう、技の奥深さ、心の育み。
「構えず・気負わず」の気持ちで、この武道を続けてみたい。

本日は両手取りの各種技。呼吸投げ・小手返し・入り身投げ・四方投げ・一教・二教・合気落とし等を主に稽古しました。

















2012年12月19日(水)。

「冬はじめ」

サンタの格好をした宅配ピザのバイクが走る。
街のメイン通りは渋滞している。
どこかで車のクラクションが怒りながら鳴いている。
洋菓子店のウィンドウにはケーキが並んでいる。
吉野公園には門松が門に飾り付けてある。
年末の喧騒と正月に向かう静寂の風景…。
12月21日は冬至。
「冬至冬中冬はじめ」(とうじ ふゆなか ふゆはじめ)というように冬至は冬のさ中にあるが、本格的な寒さはこれからである。
寒い中、年の瀬の慌ただしさも相まって、事故や怪我のないように心がけたい。
さて、稽古も今度の日曜日と水曜日が最後。
「稽古終わり」は、「冬はじめ」の頃である。
一年の締めくくりの楽しい稽古になればと思う。

本日は運足の稽古。足さばきを考えた四方投げ・小手返し・入り身投げ・一教・二教などを稽古しました。














2012年12月16日(日)。

「第4コーナー」

羽田空港に着いたらモノレールに乗って浜松町に向かう。
座る席は進行方向に向かって左側。窓の近く。
程なくすると遠くに数頭の馬が見えてくる。
広い本馬場も見えてくる。厩舎も間近に見える。
大井競馬場だ。
20代の頃、会社の先輩とよく来た想い出の場所である。
公営競馬の人気・実力 No.1を決めるビッグレース「東京大賞典」は毎年最後に行われる競馬ファンの楽しみ。
毎年、年末のこの日。第4コーナーの芝生の場所で待つ。これが二人の暗黙の了解。
私が会社を辞めてからも何度かその“暗黙”は続いたが、いつともなく終わった。
30数年経った今でも、あの芝生に座って先輩は日本酒の熱燗を片手に楽しそうに予想をしているのだろうか…。
さて、今年もあとわずか。
第4コーナーを回って、後はゴールまで一直線。
やり残したことはないか。来年の準備は良いか。
などと自分にムチをいれるこの頃である。

本日は正面打ち一教・二教。横面打ち小手返し・入り身投げ等を主に稽古しました。












2012年12月12日(水)。

「届く・届ける」

お歳暮やクリスマス、そして、正月の年賀状。
友人や知人、大切な人からの便りが届く頃である。
便りが届く。便りを届ける。
そのいずれも、少し大げさに言えば、自分が生きてきた歴史であり、今生きている自分の環境でもある。
年齢からくるのかも知れないが、今年は「喪中により新年のご挨拶を失礼させて頂きます」という葉書が多い。
年年歳歳、人は歳を重ねる。生きる環境も変わっていく。
けれども、大切な家族や友人、知人が変わることなく近くで、遠くでいてくれることに感謝したい。
年内の稽古は、12月23日(日)・26日(水)まで。
一年の締めくくりの稽古。
そして、今年から来年へ―。
それぞれの人たちの精進を改めて願う年の瀬である。

本日は入り身転換法からの基本技。呼吸投げ・四方投げ・隅落とし・変化技などを主に稽古しました。









2012年12月9日(日)。

「冬の猫」

小さな頃、実家では薪でご飯を炊いていた。
煙がジーンと目に沁みることもあったが、冬の時分にはポカポカと火にあたる楽しみがあった。
正月前で寒さが本格的になったある日、新聞紙に火を点けて入れようとした途端に竈(かまど)から灰だらけの猫が飛び出してきた。
前日、火の消えた後の温かい灰で暖をとっていたようだ。
冬の猫は、竈や炬燵、人の膝などなど温かい場所を探す。
昔からそんな猫を、竈猫(かまどねこ)とか炬燵猫(こたつねこ)そして膝猫(ひざねこ)と愛情を込めて呼んでいると云う。
冬至の近い今、寒がりの猫は今日も暖をとる場所探しに苦労しているのだろう。

さて、私たちは道場で動いて動いて暖をとる。

本日は正面打ち一教~二教・入り身投げ・小手返し・四方投げ・自由技。片手取り内回転投げなどを主に稽古しました。