鹿児島合気道錬成館

2013年5月29日(水)。

「さくら、に乗る」

福岡空港に着陸する時は、上空を旋回して大きく機体を傾ける。
少しスリリングな到着も旅の楽しみの始まりだ。
それが、これまで2回の福岡訪問のイメージ。
今回は新幹線で博多駅へ。
朝、到着した福岡は雨の中だった。
しかも、仕事で日帰りの強行軍。
大好きな辛子めんたいを買うタイミングも失った。
けれど、新幹線に飛び乗る直前になぜか「クマモン」のクッキーを見かけて素早く買う。
道場のみんなに心ばかりのお土産を確保した。
帰りの新幹線は「さくら」だった。
木製の座席や、通路を挟んで横2席・2席のゆったり設計。
車両の隅々に和モダンのテイストたっぷりだ。
遅ればせながらの「さくら乗車デビュー」だった。
日本は木と紙の文化という。
家の中に柱や障子、扇子等があれば何故か気持ちが落ち着く。

本日は諸手取りの各種技。一教・二教・入り身投げ・小手返し・四方投げ・腰投げなどを主に稽古しました。






2013年5月26日(日)。

「おたきさん花」

長崎では、紫陽花のことをおたきさん花と呼ぶことがあるという。
幕末の長崎・出島にやってきたドイツ人医師シーボルトは帰国の際、日本の地図や植物、植物の種などを持ち帰った。
紫陽花に付けられた名前は、日本の滞在時に最愛の人であった「楠本滝」(お滝さん)の名前からオタクサと名付けたとされる。
おたきさん花は、長崎の市花。
これからも、多くの市民に愛され続けられる花だろう。
さて、梅雨入りに合わせるかのように、鹿児島でも紫陽花があちこちで咲き始めている。公園や道路の脇や人家の庭…。
これからは、出水の東雲の里。鹿屋の大隅湖畔も賑わうことだろう。
鎌倉の明月院。箱根登山鉄道のあじさい電車。京都の大原三千院…。
梅雨時に出掛けた、紫陽花の名所を思い出す。
雨を待つ花がある。雨に輝く花がある。
五月雨もまた良し。
傘を片手に出掛けてみよう。

本日は気結びからの、一教~四教・入り身投げ・小手返し・四方投げ・自由技などを主に稽古しました。







2013年5月22日(水)。

「梅雨入り、間近」

沖縄も奄美大島も梅雨入りした。
鹿児島本土も来週あたりだろうか。
梅雨といえば、本部道場の帰り道。
その頃の稽古仲間だった、ピーターを思い出す。
オーストラリアのパースからやってきた彼とは毎日のように稽古をし、帰りには一緒に夕食を兼ねて飲んだりを楽しんでいた。
梅雨が始まり雨の続く頃。
空を見上げた彼は、雨、雨、雨と私を見ながら苦笑いする。
日本では「つゆ」と言うんだよ。と答える。
初めて聞いた「つゆ」と言う言葉に、しばらく沈黙してから…。
「レイニー シーズン!」と大きな声で納得したかのように返す。
もう、20年くらい前のこと。
あの年の夏、鹿児島へ招待して大いに飲み明かしたものだった。
彼は今どうしているだろうか。国に帰ったのだろうか。
オーストラリアの「雨の季節」はいつだろうと、
曇り空を見上げながら考える。
入梅、出梅。で夏となる。夏合宿も近い。

本日は、片手取りの各種技。二教・四方投げ・入り身投げ・呼吸投げ・自由技などを主に稽古しました。






2013年5月19日(日)。

「ベリー グッド」

日なたと、日陰の混在する所。
道路際の藪の中から蔓のように延びた枝。
丸くて黄色い、木イチゴの実が顔を出している。
坂元町で2~3粒。吉野町で5~6粒。
口に入れると、プチプチとした食感。ほんのり甘い。
もう6月も近いのかと、ふと少し昔を思い出す。
比叡山延暦寺を先に少し入った遊歩道。
明治神宮の武道館横。
今はもう無くなった原宿・表参道の同潤会アパート裏。
その時の友人やら、仕事やら、自分の年齢を重ねて思い出す。
小さい頃は、木イチゴを黄イチゴと勘違いしていた。
正確には、モミジイチゴというらしい。
今時は「とちおとめ」や「あまおう」「紅ほっぺ」などブランド苺が幅を利かしているようだが、「草イチゴ」だの「木イチゴ」など野育ちの風味も捨てがたいのである。
berry Good!very Good!
初夏の一粒である。

本日は両手取り各種技。二教・四方投げ・呼吸投げ・小手返し・自由技などを主に稽古しました。








2013年5月12日(日)。

「ヒバリ」

ヒバリの声を長く聴かない。
小さい頃、レンゲ畑に寝転んで空を見上げた。
川釣りに行って、草むらの土手から声の先を探した。
ジャガイモの種の植え付けをしながら春の囀りを聞いた。
ヒバリは「雲雀」と書く。
雲に届くほど、高く飛ぶ雀に似た鳥という。
故に、声はするけれど姿は見えず。
である。
小さいながらに一生懸命に、空を見上げて探したがほとんどは、見つけることなく首が痛くなって終わった。
春の青空が似合うスズメ。
今年は遂に囀りを聴くことも、姿を見かけることなく初夏となる。
そろそろ、季節はツバメの頃となる。
月日は年々早くなるような気がする。
世の中が慌ただしいのか。
仕事が忙しいのか。
年齢のせいか…。ピーチク、パーチク、考える。

本日は、正面打ち一教~四教・入り身投げ・呼吸投げ・回転投げ・小手返し・腰投げ・四方投げなどを主に稽古しました。






2013年5月8日(水)。

「次の手」

サッカーや野球は、テレビで観るものと、実際にその場で観るものと違う。
選手のアップやプレイのひとつひとつを、テレビでははっきり観る事ができる。
一方、実際に現場で「体験」すると観客や選手の一球や一打の反応や内・外野の応援、どよめき、風・雨・暑さなど“ならでは”の臨場感を楽しむことができる。
さて、次の手の話。
サッカーの場合、プロや国立競技場に出場するチームは次の球の出しどころや、相手チームの選手の動きを予想して動いていく。
野球も、バントの備えたそれぞれのポジションの守備側の動きや、バッターに合わせた守備位置などを俯瞰して解ることが沢山ある。
2つの競技は、全体を観る事によって、次の手があることを知る。
選手同士の連携など奥の深さを改めて味わえる。
合気道は、数秒で技が完結する。
その稽古は、自分の次の動作を無駄なく素早く行うための「次の手」の模索ではないだろうか。
テレビも良し。現場で観るのも良し。
サッカーにしても、野球にしても、合気道にしても何より楽しんでいるのはプレイヤ―である。そう、思う。

本日は、正面打ちの各種技。一教~四教・入り身投げ・小手返し・回転投げ・四方投げ・自由技などを主に稽古しました。





2013年5月5日(日)。

「合同演武大会」

5月。
今年もやってきた。
いちき串木野の楓共励斎さん主催の合同演武大会が行われるのだ。
最初おじゃましたのは7~8年前のこと。
今年は、錬成館から25名あまりの参加となる。
試合のない合気道が、その技を皆さんの前で披露するのは稽古の成果を確かめる良い機会だと思う。
道場の垣根を越えて、今回も良い演武大会となるようにと願う。
長先生とお会いするのも昨年の鹿児島錬成大会以来である。
楓共励斎の方々の元気な姿を拝見するのも楽しみである。
5月18日。
いちき串木野の皆さんどうぞよろしくお願いします。

本日は正面打ちの基本稽古。一教~四教・入り身投げ・小手返し・外回転投げ。片手取り四方投げ・自由技などを主に稽古しました。





2013年5月1日(水)。

「香甘苦渋」

郊外を車で走っていると、茶摘みの風景に出会う。
あぁ、今年も新茶の季節がやってきたんだと実感する。
今は機械で茶摘みが行われている事が多いようだが、その一方で、自家用なのかおじいちゃん、おばあちゃんが家の垣根にもなっているようなお茶の樹からのんびりと若葉を茶摘みする風景にも出会ったりする。
茶師という仕事がある。
数種類の茶葉をブレンドして「香り」「甘み」「苦み」「渋み」を整えるプロの人たちである。
25歳から26歳の1年間、静岡に赴任した。
静岡駅から繁華街へ歩いていたら、お茶屋さんから甘いような、青っぽいような香りがただよってきた…。新茶だという。
思わず買って駿府城近くのアパートで飲んだら少し苦いけれども、季節のごちそうを頂いた気がして贅沢な気分になった事を思い出す。
夏も近づく、八十八夜♪♪である。
「こうかんくじゅう」を楽しんでみたい気になった。

本日は正面打ちの各種技。一教~四教・入り身投げ・外回転投げ・四方投げ・小手返し・変化技などを主に稽古しました。